みどりのうらぐち

みどりすのブログ

こじらせパーソンの無痛分娩

先日、コロナ禍真っ只中に無痛分娩で子どもを産みました。

具体的な体験レポートは別記事(計画無痛分娩記録 前日入院編 - みどりのうらぐち)に記し、今回は無痛分娩にした理由などについて。


なぜ無痛分娩にしたか

一言でいうと、私がこじらせているからです(めんどくさい)

無痛分娩を選ぶだいたいの方は、単純に痛いのが嫌だからという理由だと思うんですが、私は痛いのはわりと大丈夫なタイプです。注射とか平気だし、虫歯の治療を麻酔なしでお願いしますと言って歯医者さんにドン引きされたこともあります(治療後すぐにご飯食べたかったから…)(結局麻酔なしで削ってもらい痛かったけど全然耐えられました)。

なので出産の痛みもちょっと体験してみたいかなと思ったりもしたのですが、なぜ自分の子どもを持つのに妊娠出産という大変な経験を夫婦のうち自分だけがしなければならないのか?というモヤモヤをずっと持っており(クソめんどくさパーソン)、そのモヤモヤを少しでも軽くするために、妊娠中の辛さはどうにも解消する手立ては今のところ無さそうなので、せめて出産の辛さを軽減する無痛分娩をしようと考えたというわけです。こじらせ…


無痛分娩サイコー!

まあ理由はさておいて、結論としては無痛分娩サイコー!でした。

麻酔のおかげで陣痛はほとんど経験せずに出産まで至れました。麻酔切れかけの時に一瞬強めの痛みが来たりしましたが冷静に呼吸で耐えられるレベルでした。麻酔切れた感じがした時点で様子を見ず早めに麻酔をお願いしていればこの痛みは避けられたと思います。

ただ陣痛以外の、点滴とか浣腸とかちまちま痛いイベントはありました。点滴何回も失敗されたり液漏れしたりでそれなりに痛かった…。

あと産後に麻酔切れた後は普通にいろいろ痛かったです。会陰切開の傷とか後陣痛とか乳首とか。退院までずっと麻酔してて欲しかった(無理)

それでも本来なら最も痛いであろう陣痛をほぼ経験せずに出産できたのでかなり楽だったかと思います。


病院選び

無痛分娩と一口に言ってもいろいろなので、どういう無痛分娩を希望するのかでも病院選びが変わってきます。

私は以下のような点で病院を選びました


・24時間麻酔可能(時間や曜日によって無痛できなくなるのは避けたかった)

・無痛分娩の実績が多い(安心!)

・遠すぎない(通える範囲内)


念のためいつでも無痛対応可能な病院にしたものの、私は結局初診時に決めた計画分娩日まで陣痛や破水などは来なかったので、計画無痛分娩となりました。


ちなみに、その病院の分娩のほとんどが無痛分娩という病院にしたおかげ?か、産婦さんに痛いのが苦手な人が多いのか、痛みや辛さを助産師さんに伝えるとすぐに痛み止めやらお薬やらくれるし、どうしようもない時もめちゃくちゃ親身になってくれて、妊娠出産関係で言われがちな根性論のようなこと(お母さんなんだから頑張って的な)を言ってくる人が誰もいなかったのも思わぬ良い点でした。これは無痛というより病院の問題かも…。


私は妊娠前から絶対に無痛分娩にしようと固く誓っており、病院も妊活中に決めていました(やや妊活に時間がかかったので妄想する時間の余裕があった…)。

無痛分娩ができる病院は妊娠がわかってすぐに予約しないと埋まってしまうと言われているので(東京だけかも)、絶対無痛分娩にしたいと思ってる方はまず病院だけは早めに目星をつけておいた方がいいと思います。


周囲の反応

また無痛分娩を選択するにあたり、心配していたのが親や友人、その他知り合いなどから否定的なことを言われないかということでした。

今これを書いている時点で産後半年ほどですが、妊娠中から今までで、無痛分娩を選択したことについて人から否定的なことを言われたことは結局一度もありませんでした。もちろん誰彼と言いふらしているわけではありませんが、伝えた人たちは皆好意的に受け止めてくれました。

なんならその話をしたことで、私の母も無痛分娩経験者だったという事を初めて教えてくれました。ちなみに約30年前の無痛分娩は全身麻酔だったらしく、目が覚めた時には産まれていたとか。


無痛分娩よかった!でもラッキーなだけ

結果として無痛分娩ができて私はとてもよかったですが、お産はアンコントローラブルなもの。

たとえ24時間365日無痛分娩ができる病院を選んでも、帝王切開になったり、何かあって転院になったりなどなど、無痛分娩ができない場合も必ずあります。また無痛分娩でも麻酔がうまく効かなかったり、合わなかったりということもあります。

選べるなら無痛分娩ぜひオススメしたいですが、選べない場合や、希望しても叶わない場合があることは、これから無痛分娩したいと思ってる方も覚悟しておいた方がいいと思います。

次もぜひ無痛分娩!と思ってる私も(自戒)